Ⅰ記帳する 

起業・創業をすると、法人・個人を問わず帳簿は必ず付けなくてはなりません。

　　①複式簿記による帳簿の作成
　　②領収書・請求書の保存
　　③決算書・確定申告書の作成

最低限上記のことをやらなければなりません。

ここでは、「なぜ帳簿を付けなくてはならないか」というような説明は省きます。

事業を始めたら帳簿を付けるのは当たり前、記帳する気持ちのない人は起業・
創業するのはやめた方がよいと思います。

 

では、実際帳簿を付けるにはどのような方法を取るべきでしょうか。

①自分で記帳する(個人のみ・法人は不可能）

　　費　　　用　　　ゼロ

　　手　　　間　　　かかる

　　長所・短所　　 ・自分で経営成績が確認できる
　　　　　　　　　　　・処理が正しいか判断できなくて迷う
　　　　　　　　　　　・やり方を覚えるまでに非常に労力が必要

　　や　り　方　　　・電器店で会計ソフトを購入する
　　　　　　　　　　　・記帳・税務申告は、名古屋税理士会の税務相談を利用する
　　　　　　　　　　　　　熱田支部（熱田区、南区、緑区、豊明市）
　　　　　　　　　　　　　昭和支部（昭和区、瑞穂区、天白区、日進市、愛知郡）
　　　　　　　　　　　　　中川支部（中川区、港区、）
　　　　　　　　　　　・近くの青色申告会を利用する
　　　　　　　　　　　　　　　　名古屋市内青色申告会一覧

②記帳代行会社を利用する

　　費　　　用　　　・月額１万円位～（取引の量によって変動します）
　　　　　　　　　　　・決算書作成・税務申告の料金は別に必要

　　手　　　間　　　かからない

　　長所・短所　　 ・資料を郵送するだけでできるので楽
　　　　　　　　　　　・内容が正しいかどうかのチェックはない
　　　　　　　　　　　・経営成績を確認するのは遅くなる
　　　　　　　　　　　・料金体系・サービスをしっかりと確認しないと意外と負担が
　　　　　　　　　　　　多くなることがある

　　探　し　方　　　・開業するとＤＭが送ってくる
　　　　　　　　　　　・インターネットで「記帳代行」で検索する

③税理士に委託する

　　費　　　用　　　・顧問形態によって違う
　　　　　　　　　　　　　毎月訪問してもらうかどうか
　　　　　　　　　　　　　記帳は、丸投げする､手書きの帳簿を付ける､会計ソフトを導入するかどうか
　　　　　　　　　　　・規模によって違う
　　　　　　　　　　　・(個人)　年額１０万円位～　　　(法人)年額３０万円位～

　　手　　　間　　　・(自分で記帳)かかるが指導してもらえるので比較的楽
　　　　　　　　　　　・(丸　投　げ)かからない

　　長所・短所　　 ・税理士が内容のチェックをしてくれるので正確
　　　　　　　　　　　・経営上の情報・アドバイスを受けられる
　　　　　　　　　　　・費用は自分でやるよりかかる

　　探　し　方　　　・法人設立するとＤＭが送ってくる
　　　　　　　　　　　・インターネットで「名古屋市〇〇区税理士」で検索する
　　　　　　　　　　　・税理士紹介業者に紹介してもらう
　　　　　　　　　　　・友人知人から紹介してもらう
　　　　　　　　　　　※自分のページで申し訳ないのですがこちらも参考にしてください
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　税理士の選びのポイント

 

Ⅱ会計ソフトの紹介

会計ソフトの導入は、市販ソフトを購入するか、税理士さんの紹介を受けるかに
なります。

税理士に委託する場合には、導入する前に相談されたほうが良いと思います。

 

ここでは主な会計ソフトを紹介します

 ・どのソフトも、法人・個人の申告までに必要な機能はついていると思います。

 ・決める基準は、入力方法は意外と慣れてしまえば同じなので、
　　①身近に聞くことができる人がいる　　②値段が安い
   の２点で決めればよいのではないでしょうか。

 ・ソフト会社のサポート費用は年間３万円ぐらいだと思います。操作については
　教えてもらえるようですが、具体的な仕訳の勘定科目については教えてもらえ
　ないことが多いようです。 過度に期待をしない方が良いと思います。

 ・初心者の方は、いつも使う仕訳のパターンを登録して入力するやり方をした方
  が間違えが少なくなるのではないかと思います。

 ・ソフト会社ごと､定期的に大手電器店(ビックカメラなど)で簡単な使い方講習会
　を､やっているところもあるようです。

 ・個人的にはTKC会員の税理士に委託するのでなければ、弥生会計か会計王に
  しておいた方が無難ではないかと思います。 

 

ＦＸ２（ＴＫＣ）　　 ＴＫＣ会員の会計事務所が提供している
　　　　　　　　　　価格は事務所によって違うが月額1万位～が多い
　　　　　　　　　　経営分析ソフトは充実している
　　　　　　　　　　入力方法はあまり融通がきかない
　　　　　　　　　　ＴＫＣは東証1部企業でシステムに安心感はある

弥生会計　　　（個人用９，０００円位　　法人用３２，０００円位）　　　
　　　　　　　　　　皆藤愛子さんが宣伝しているもの
　　　　　　　　　　シェアＮＯ．１
　　　　　　　　　　利用している会計事務所は多い
　　　　　　　　　　使っている人が多いので聞きやすい
　　　　　　　　　　価格は少し高め
　　　　　　　　　　

会計王　　　　　（個人用７，０００円位　　法人用２７，０００円位）　　　　 　
　　　　　　　　　　松岡修造さんが宣伝しているもの
　　　　　　　　　　シェアＮＯ．２　　ＮＰＯソフト・農業ソフトに強い
　　　　　　　　　　不動産所得の人にも使いやすい気がする
　　　　　　　　　　個人的には一番好き
　　　　　　　　　　価格は安い

 

ツカエル会計　　（個人用６，０００円位　　法人用１８，０００円位）　　
　　　　　　　　　　価格は安い

 

勘定奉行　　　　（法人用５０，０００円位～）
　　　　　　　　　　中規模法人のシェアが非常に高い
　　　　　　　　　　価格は高い

 

ﾐｸﾛのかんたん　　（個人用１２，０００円位　　法人用１８，０００円位）
　　　　　　　　　　会計事務所向けのソフト会社のﾐｸﾛ情報ｻｰﾋﾞｽ
　　　　　　　　　　価格は安い

　　　　　　　　　　　

財務応援　　　　（個人・法人用１９，０００円位）　　　　
　　　　　　　　　　ＥＰＳＯＮが作った会計ソフト
　　　　　　　　　

 

わくわく財務会計２スタンダード　　　（１０，０００円位）

　　　　　　       kakaku.com にあったので載せてみた

　　　　　　　　　　価格は安いが使用したことがないのでわからない

 

 

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